寺田寅彦記念館友の会 掲示板

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「寺田寅彦記念館 令和6年度総会のお知らせ」 - 寺田寅彦記念館友の会

2024/02/09 (Fri) 23:24:06

4月21日(日)

場所:寺田寅彦記念館

13:30~ 講演会(※)

15:00~ 総会

※ 寺田寅彦記念館友の会「講演会」

講師 山田 功 先生 (愛知県の元高校物理の先生です。)

演題 「X線結晶学の祖 寺田寅彦がした実験をみんなで考える」

山田功先生の著書には「寺田寅彦『藤の実』を読む」、「教科書に掲載された寺田寅彦作品を読む」などがあります。
(会員以外の方も、講演会に参加できます。)

昨年、発行された「日本のX線結晶学の祖 寺田寅彦 ~輝く先見性~」は高知市の小中学校へも1冊ずつ配布されました。

今回の講演は、寺田寅彦のX線の結晶透過(ラウエ斑点の実験)をわかりやすく解説するために、話だけでなく、人やモノを配置して、機材等の不十分な中で寺田寅彦が苦労しつつ、成し遂げた様子に迫ろうとするものです。

寺田寅彦の庭からのお知らせです。 - 寺田寅彦記念館友の会

2023/11/02 (Thu) 08:34:15

今から11月下旬の紅葉を待ち遠しく感じています。
写真は去年のモノです。寺田先生の二番目のお嬢様である関弥生様が「この楓はぜひ高知の寺田邸へ送って欲しい」と懇願され、届いたものです。「大杯(おおさかずき)」という別名があるくらい、紅葉の真っ盛りの時には「大きな杯」を連想させてくれます。11月下旬から12月初旬が例年の見頃です。

他の木々の紅葉もあわせてご覧ください。

「寺田寅彦記念館友の会 秋季研究会のお知らせ」 - 寺田寅彦記念館友の会

2023/10/17 (Tue) 23:56:09

日 時 令和 5年 10月 22日(日)  午後 2時~4時
場 所 寺田寅彦記念館
内容
講演 「寒月先生と私」
講師  佐藤 妙子 様 (新潟県)
*予定通り実施します。

書籍の紹介です - 四宮義正

2023/08/07 (Mon) 22:25:35

松下貢・早川美徳・井上智博・川島禎子著
『寺田寅彦「線香花火」「金米糖」を読む』(2023年8月11日、窮理舎)2,300円(税込2,530円)

 寺田寅彦の作品を読むシリーズの第3弾。企画力と編集力に優れた本です。口絵には寅彦の書き込みがあるルクレティウス著『物の本質について』(英文)や金米糖・線香花火の実験カラー写真などが多数掲載されています。
 まず寅彦の「備忘録」が収載されています。詳しい注釈があり、違った味わいで読むことができます。小見出しは、仰臥漫録/夏/涼味/向日葵/線香花火/金米糖/風呂の流し/調律師/芥川龍之介君/過去帳/猫の死/舞踊、となっています。
 次に松下貢「寺田寅彦の科学に見られる先見性」、早川美徳「金米糖の研究をめぐって」、井上智博「線香花火の不思議と研究について」があり、各著者が専門分野の最新研究を踏まえて解説しています。
 圧巻というか白眉は川島禎子「寺田寅彦「備忘録」に見る未来への胚子」です。ここに至って、最初に「備忘録」の全部が掲載されている理由が分かります。「おわりに」には、「「備忘録」は、漱石の影響を通して、当時の科学や哲学とも共鳴した作品であるといえます。また本書のテーマである「線香花火」「金米糖」に関連して言えば、偶然性の高い連句的・音楽的構成や連想の自由な方向性、火花の躍動的なイメージが見出され、寅彦にとって科学と芸術が不可分のものであったと解せます。」とあります。このまとめに至る詳細な説明が書かれているのであり、これほど寅彦に寄り添って、広く深く関連資料を読み込んだ論考は今までにありませんでした。「備忘録」全体の流れ、漱石からの影響、土佐とのつながりなど、オリジナリティーに溢れています。とても全部は紹介しきれませんので、ぜひ手に取ってほしい本です。
下記のWebページに出版社の詳しい情報があります。

http://kyuurisha.com/info/newbook-info5/


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