「寺田寅彦記念館友の会 秋季研究会のお知らせ」 - 寺田寅彦記念館友の会
2024/08/14 (Wed) 00:18:23
日 時 令和 6年 10月 20日(日) 午後 2時~
場 所 寺田寅彦記念館
内容
講演 (仮題)「寺田寅彦と連句」
講師 市川浩司 様
*会員外の参加もOKです。
寺田寅彦の庭からのお知らせです。 - 寺田寅彦記念館友の会
2024/07/03 (Wed) 13:38:13
寺田寅彦記念館の北庭で凌霄花(のうぜんかずら)が満開です。南庭にも少し咲いています。
のうぜんかずら・・・花言葉は「栄光」、「華のある人生」です。
寺田寅彦記念館のノウゼンカズラは二度咲きをするので8月末まで楽しめます。
雨が似合う華は結構多いのでしょうか。
寅彦先生の「花物語」の中へもノウゼンカズラが登場します。
「寺田寅彦記念館 令和6年度総会のお知らせ」 - 寺田寅彦記念館友の会
2024/02/09 (Fri) 23:24:06
4月21日(日)
場所:寺田寅彦記念館
13:30~ 講演会(※)
15:00~ 総会
※ 寺田寅彦記念館友の会「講演会」
講師 山田 功 先生 (愛知県の元高校物理の先生です。)
演題 「X線結晶学の祖 寺田寅彦がした実験をみんなで考える」
山田功先生の著書には「寺田寅彦『藤の実』を読む」、「教科書に掲載された寺田寅彦作品を読む」などがあります。
(会員以外の方も、講演会に参加できます。)
昨年、発行された「日本のX線結晶学の祖 寺田寅彦 ~輝く先見性~」は高知市の小中学校へも1冊ずつ配布されました。
今回の講演は、寺田寅彦のX線の結晶透過(ラウエ斑点の実験)をわかりやすく解説するために、話だけでなく、人やモノを配置して、機材等の不十分な中で寺田寅彦が苦労しつつ、成し遂げた様子に迫ろうとするものです。
「寺田寅彦記念館友の会 秋季研究会のお知らせ」 - 寺田寅彦記念館友の会
2023/10/17 (Tue) 23:56:09
日 時 令和 5年 10月 22日(日) 午後 2時~4時
場 所 寺田寅彦記念館
内容
講演 「寒月先生と私」
講師 佐藤 妙子 様 (新潟県)
*予定通り実施します。
書籍の紹介です - 四宮義正
2023/08/07 (Mon) 22:25:35
松下貢・早川美徳・井上智博・川島禎子著
『寺田寅彦「線香花火」「金米糖」を読む』(2023年8月11日、窮理舎)2,300円(税込2,530円)
寺田寅彦の作品を読むシリーズの第3弾。企画力と編集力に優れた本です。口絵には寅彦の書き込みがあるルクレティウス著『物の本質について』(英文)や金米糖・線香花火の実験カラー写真などが多数掲載されています。
まず寅彦の「備忘録」が収載されています。詳しい注釈があり、違った味わいで読むことができます。小見出しは、仰臥漫録/夏/涼味/向日葵/線香花火/金米糖/風呂の流し/調律師/芥川龍之介君/過去帳/猫の死/舞踊、となっています。
次に松下貢「寺田寅彦の科学に見られる先見性」、早川美徳「金米糖の研究をめぐって」、井上智博「線香花火の不思議と研究について」があり、各著者が専門分野の最新研究を踏まえて解説しています。
圧巻というか白眉は川島禎子「寺田寅彦「備忘録」に見る未来への胚子」です。ここに至って、最初に「備忘録」の全部が掲載されている理由が分かります。「おわりに」には、「「備忘録」は、漱石の影響を通して、当時の科学や哲学とも共鳴した作品であるといえます。また本書のテーマである「線香花火」「金米糖」に関連して言えば、偶然性の高い連句的・音楽的構成や連想の自由な方向性、火花の躍動的なイメージが見出され、寅彦にとって科学と芸術が不可分のものであったと解せます。」とあります。このまとめに至る詳細な説明が書かれているのであり、これほど寅彦に寄り添って、広く深く関連資料を読み込んだ論考は今までにありませんでした。「備忘録」全体の流れ、漱石からの影響、土佐とのつながりなど、オリジナリティーに溢れています。とても全部は紹介しきれませんので、ぜひ手に取ってほしい本です。
下記のWebページに出版社の詳しい情報があります。
http://kyuurisha.com/info/newbook-info5/